Google、『サイトターゲット広告』機能を追加
Googleはこれまで、アドワーズ広告およびAdSenseという2つの広告プログラムを通し、ユーザーと関連性の高い広告とを結びつける活動を続けてきました。この活動に新しい試みが追加されますので、こちらにご連絡させていただきます(米国時間4月25日より)。
Googleアドワーズ広告で、『サイトターゲット広告』機能の限定ベータテストが始まります。サイトターゲット広告は、アドワーズ広告の広告主が、Google広告ネットワークの何千何万というコンテンツサイトから、特定のサイトを選んで広告表示できるようにする機能です。これにより、広告に興味を持つと思われるターゲットにリーチすることが可能になります。
サイトターゲット広告機能を利用する広告主は、既存のテキスト形式およびイメージ形式の広告に加え、動画広告での広告表示も可能です。サイトターゲット広告機能はCPM(1,000ページビューあたりの単価)入札方式によって価格が決まります。そのサイトに表示される可能性のある、他のCPMおよびCPC(ク リック課金)広告と比較され、アドワーズ広告のシステムにより、そのサイトにどの広告を表示するかが決定されます。特定サイトへの広告スペースを対象とし た広告の競争性が高まることで、サイト訪問者にとってより多様で、役に立つ適切な広告が表示されるようになると考えられます。
『サイトターゲット広告』の詳細
1:ターゲット方法
広告主は、何千何万というGoogleの広告ネットワークの中から、自分の広告を表示する特定のコンテンツサイトを簡単に選べるようになりました。これにより、これまでのキーワード形式のターゲット方式に加え、特定のサイトにむけ、よりターゲットを絞った広告が出すことも可能になりました。
2:入札
サイトターゲット広告では、広告主は特定サイトの1000回ごとの表示にいくらまで支払う意思があるかをもとに、CPMの上限価格を設定します。この広告は、そのサイトに表示される可能性のあるほかのCPM広告および従来のCPC広告と比較されます。なお、アドワーズ広告のCPM広告は、一度設定した費用をそのまま支払うという、従来のCPMモデルとは異なります。CPCのアドワーズ広告同様、広告主は特定サイトに表示するための最小価格を支払います。
3:広告形式
テキスト形式の広告と、昨年から可能になったイメージ形式の広告に加え、サイトターゲット広告は動画広告を表示することも可能になりました。アドワーズ広告の高い品質を保持するため、すべてのイメージおよび動画広告はGoogle広告ネットワークに表示される前に、Googleにより承認作業が行われます。
サイトターゲット広告は現在、限定された広告主の協力によって試されています。他のGoogleのサービス同様、このテストを通してユーザーや広告主、サイト運営者などからの意見をまとめ、より皆さんの役に立つサービスになるよう、改善が加えられます。このサービスは数週間のうちに、限定枠が広げられる予定です。サイトターゲット広告についてはwww.google.com/adwords/sitetargetingを参照ください。