木曜日, 11月 17, 2005

Googleローカルがさらにパワーアップ

日本語のGoogleローカルの提供する情報が、よりリッチになりました。営業時間や利用できるクレジットカード情報などの情報に加え、Googleローカルビジネスセンターの開設により、ユーザーが求めている新鮮な情報をこれまで以上に提供できるようになりました。

よりシームレスで簡単な検索体験の提供ができるよう、Googleローカルの検索結果ページに、インターネット上の様々なソースから、これまで以上に詳細なデータの提供が始まりました。ビジネスリストや地図上に表示されているバルーンをクリックすると、詳細情報のある場合は、既存の吹き出しに加えて詳細タブが加わります。これにより、営業時間、価格、支払い方法、ホテルの設備、最寄り駅からの距離などの情報を、より簡単にご覧いただけるようになりました。例えば「カラオケ 新宿」や「貸切露天風呂 箱根」「夜景 台場」などと検索すると、カラオケの種類や客室数、ユーザーレビューなどを参照することができます。

また、Googleローカルにご自分のビジネスを表示する簡単な方法を探されている方を対象に、Googleローカルビジネスセンターが始まっています。同機能を利用して、Googleローカルの検索結果にご自分のビジネスを加えたい、または編集したいと思われる場合、以下のような手順でご利用いただけます。

1: www.google.co.jp/local/addから必要な情報を入力する。
2: GoogleよりPINナンバーを書いた封書が届くのを待ちます。
3: 前述のURLに戻り、届いたPINナンバーし、入力した情報を確認します。

入力された情報は、数週間のうちにGoogleローカルの検索結果に反映されるようになります。Googleローカルビジネスセンターから入力された情報は、緑色のテキストで「経営者より提供」と明記され、ローカル検索結果に表示されるようになります。

Googleローカル ビジネス センターは、ユーザーが探している、より新鮮な地域情報を提供できるようにしたいというGoogleの方針の一環です。このサービスを介して登録された情報はGoogleモバイル(www.google.jp)のローカル検索にも連動されます。Googleローカル ビジネス センターにより、ビジネスオーナーは携帯電話ユーザーを含めたより多くのユーザーにリーチできる可能性を持つことになります。

なお、Googleローカル ビジネス センターへの登録情報は、Googleローカルのリストに追加されるのみで、第三者から提供されているGoogleローカルの既存のビジネスリスティング部分の情報の書き換えを行うことはできません。また、Googleのウェブ検索結果やアドワーズ広告のアカウントなどには連動せず、広告主がアドワーズ広告のアカウントに登録された情報Googleローカルに連動されることもありません。

より便利なサービスをめざし、Googleでは皆様からのご意見をお待ちしています。Googleローカルに関しての詳細はhttp://local.google.co.jp/supportを参照ください。

火曜日, 11月 15, 2005

Googleの無料ウェブ解析サービス提供開始

本日より、Googleがホストする無料のウェブ解析サービス『Google Analytics(アナリティクス)』の提供がはじまりました。『Google Analytics』は、これまで『Urchin(アーチン)』と呼ばれてきたサービスを、ウェブサイトからより大きな結果を得たいと考えている、販売やマーケティングを行っているすべてのサイトを対象に、すぐに活用できる詳細なウェブ解析情報を無料で提供する試みです。

このサービスを利用することで、サイトを閲覧する顧客にとってどのキーワードが魅力的であるか、どのメールキャンペーンの効率がよいのか、サイトをどのように設計すれば顧客の滞在時間が延びるか、などの情報を得ることができます。

GoogleとUrchinは、すべてのオンラインマーケッターとサイト運営者が、それぞれのサイトの顧客についての理解を深められるパワフルなウェブ解析サービスを提供したいと考えていました。『Google Analytics』は、各サイトがターゲットにあった広告やサイトを作るためのサポートサービスです。このサービスを無料で提供することにより、規模の大小を問わず、より多くのビジネスサイトが顧客のニーズにあった情報を提供できるようになり、それによりそれぞれのビジネスが成長し、最終的にはインターネットユーザーにとってより快適な環境を作ることができると考えています。

『Google Analytics』は、キーワードの選択や入札、効率のよいメールキャンペーンの特定、サイト設計の最適化など、オンラインマーケティングの様々な面を向上するサポートとして機能します。このような情報は、サイトへのアクセスを増やし、見込み客を実際の結果に結びつけ、マーケティング費用をより効率よく使えるようにするために役立ちます。なお、『Google Analytics』ウェブ解析の経験のない企業がすぐに始めることができるように、同時に、オンラインマーケティングに経験の深い企業にも役に立つように設計されています。


『Google Analytics』は無料であるという以外にも、3つの大きな特徴があります。

Googleアドワーズ広告を含めたオンライン広告ネットワークとの統合性:
アドワーズ広告の利用者はそれぞれのアドワーズ広告アカウントの新しいインターフェースから『Google Analytics』にアクセスできるようになりました。『Google Analytics』は、時間がかかるキーワードとURLのタグ付けの自動化や、投資収益率(ROI)を見るためのコストデータの抽出なども簡単に行えます。また、バナー広告やメールによるマーケティング、通常の検索やペイドリスティングなど、様々なアクティビティの経過や結果を見ることも可能です。

新しいレポーティングダッシュボード:
オンラインのキャンペーンに関係する3つの大きな意思決定者グループである、経営者、マーケティング、ウェブマスターの誰もに役立つように作られています。


グローバルなリーチ:
日本語のほか、英語(米国/英国)、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、オランダ語、韓国語、中国語(広東/北京)、ポルトガル語、デンマーク語、フィンランド語、ノルウェー語、スウェーデン語、ロシア語で利用可能です。


世界規模で管理されているGoogle.comと同じインフラの上で動く『Google Analytics』は、サイト訪問者数が少ないサイトから、何百万という訪問者があるサイトまで、すべての規模のサイトをサポートします。このサービスは、米国の雑誌Fortuneでトップ500に選ばれているいくつもの企業を含め、様々な企業で利用されています。例えば、The Financial TimesやNational Semiconductor、Ritz Interactiveなどのように多くのサイトが、同サービスを利用してより優れたサイト体験をユーザーに提供し、効率のよいマーケティング効果を手に入れています。また、ユーザーのデータは、Googleのプライバシーポリシーに基づき、機密情報として守られています。

Google Analytics利用企業のコメント:Deckers Outdoor Corp. のJeff Saville氏
「ウェブ検索同様、Googleはウェブ解析をシンプルにして、何百万という企業が使えるようにしました。無料で提供される『Google Analytics』は新しい機能も追加され、顧客にとって企業のサイトがどう受け取られているかを知り、ユーザーの求めている情報を提供するために役立ちます。」

『Google Analytics』は、GoogleのUrchinを利用している既存の顧客も含め、すべてのサイトによる利用が可能となりました。無料のオンラインサポートも利用可能です。カスタマイズが必要とされている大手企業の場合は、Googleのパートナー企業からのプロフェッショナルサービスもあります。

『Google Analytics』についての詳細は、http://www.google.co.jp/analytics を参照ください。

金曜日, 11月 11, 2005

日本語版『Googleパーソナライズド検索』

本日より、日本語の『Googleパーソナライズド検索』の提供がはじまりました。このサービスは各ユーザーの検索履歴をもとに、検索結果を提供するものです。例えば、技術関係の検索を多く行うユーザーには、果物ではなくコンピューターの「Apple」を優先して表示する、ということが可能になります。

先週ご案内した『パーソナライズド ホームページ』に続けての提供開始となる『Googleパーソナライズド検索』は、Googleが行っている「個々のユーザーにあわせた、より役立つ情報を表示させる」という試みの一環です。Googleでは、このようなパーソナライズ化が検索結果の品質をより高めてくれると考えています。

『Googleパーソナライズド検索』は、http://www.google.co.jp/psearchから利用可能です。このページより検索を続けていただくことで、Googleの検索結果が、より各ユーザーの求めているものにマッチするようになることを体験いただけます。このサービスの検索結果順位は、ユーザーの過去の検索履歴をもとに表示されることになります。

このサービスは、検索結果をユーザーの趣向に合わせる以外に、検索履歴機能も持ち合わせています。ユーザーは自分の行った検索を時系列で見たり、特定の日の検索頻度を見ることができます。

このサービスにログインしているかどうかは、Googleのトップページの右上にある「パーソナライズド検索」へのリンクを見ることで確認できます。このリンクにより、サービスへのサインイン、サインオフが簡単にできるほか、「マイアカウント」ページの「アカウントを削除」リンクより『Googleパーソナライズ検索』全体の削除を行うことも可能です。

金曜日, 11月 04, 2005

『パーソナライズド ホームページ』が日本語でも

本日より、Googleの『パーソナライズド ホームページ』が日本語でもご利用いただけるようになりました。『パーソナライズド ホームページ』は、Googleの機能と、インターネット上にある様々な情報へのリンクを、より使いやすくなるようにひとつのページにまとめたものです。これは、Googleユーザーからの「ひとつのページからもっといろいろなものにアクセスしやすくして欲しい」というリクエストに応えて考えられてものです。パーソナライズド ホームページは、パーソナライズされた情報をより使いやすく、役に立てるようにしようというGoogleの様々な試みの一環です。

各ユーザーの好みに合ったパーソナライズド ホームページを作るには、http://www.google.co.jp/igにアクセスします。Gmailのプレビュー、Google Newsのヘッドライン、をはじめ、NIKKEI NETやasahi.com、All Aboutからのフィードなど、それぞれの興味のあるコンテンツを選びます。また、Googleの用意したコンテンツ意外にも、RSSフィードを提供している好きなサイトから、情報を追加することも簡単に設定できます。

また、使いやすさを考慮されて設計されているパーソナライズド ホームページは、ユーザーの好みに合わせ、ドラッグ アンド ドロップ方式で、セクションを移動させることができます。パーソナライズを完了すると、Googleアカウントにログインすることで、どのパソコンからでも自分のパーソナライズド ホームページにアクセスすることができるようになります。また、従来どおりのすっきりしたGoogleトップページに戻りたい場合は、ページ上にある「ホーム」リンクをクリックすることで簡単にもとに戻ることができます。

パーソナライズド ホームページは、Googleのほかのサービス同様、ユーザーの方々からのフィードバックをもとに、より使いやすく変更を加えていきます。パーソナライズされた情報を、より便利で役に立てるようにしたい、というGoogleの活動に、引き続きのご支援をお願いいたします。